ギターのポテンシャルを引き出す方法
今まで調整してこなかった人ほど、大きな違いをハッキリと体感できると思います。
弦交換時や、季節の変わり目などに行っている自分なりの手順です。
目安として
最近は弦のブランド(更に言うとシリーズ)やゲージが固定されつつあるので、弦交換時に調整する機会は減りました。
が、湿気や温度の落差が激しいお国柄ですので、1回決まっちゃえばあとは放置って訳にはいかないんですよね。
ガチッと決め込んではいませんが、季節ごとにやるようにはしてます。
- 晩冬
- 梅雨入り頃
- 真夏(8月上旬)
- 晩秋
毎回必ずではありませんが、自然と上記の時期に行ってる事が多いです。
根拠は分かりませんが、四季の始まりよりかは終わり頃が好きみたいです^^;
動くネック
とりあえず、弦調整云々の前にネックの状態には常日頃から気にかけるようにしています。ビビるとか、音詰まりするとか、弄ってないのに弦高が気持ち高くなったり低くなったりとか、いわゆるネックの動きってヤツですね。
ビビリなんでトラスロッドだけは自信が持てず、異変を感じたら購入店に連絡して持ち込んで診てもらってます。
調整手順
- 弦高調整
- オクターブ調整
- ピックアップ高さ調整
- (ハムバッカー)ポールピース調整
- 各ポジションのバランス調整
弦高は自分の場合、1弦側1.4mm前後、6弦側2.1mm前後にしています。
見方としては、12フレット頂点から弦の底辺までの距離です。
オクターブ調整は、チューナーを使って解放音と12フレット実音の差異を見ます。
12フレット実音が高い場合、ブリッジのコマをネックから離します。逆に12フレット実音が低い場合はネック方向へ近づけます。
ピックアップの高さは、ハムバッカーですと1弦側と6弦側共に1.6mm前後にセットします。
そしてアンプのクリーンチャンネルで各弦の音圧(音量)を耳を頼りに調整します。他の弦に比べ小音だったらポールピースを上げて、逆にブーミー気味だったらポールピースを下げます。
シングルコイル(ストラトなど)は、ピックアップの磁力が強いので弦振動に影響を及ぼす為、ハムバッカーより離し気味で2mm以上にした方が無難ではあります。進めていく方法としては自分自身がよく使うポジションのピックアップの高さから順に決めていくとスムーズにいくかと思います。
シングルコイルとハムバッカーの混載機種は、
- ピックアップの高さで音量を揃える
- ポット類でバランスを取る
など、何段階かの対処法があります。
正攻法としては、シングルからハムバッカーへ順に決めていくと比較的楽かもしれません。
P-90 に関しては、エスカッションでも吊り下げでもなく、ピックアップ自体がボディに直マウントされてます。
従って、ポールピースだけで音量を調整する形となります。
まとめ
この調整をやると、それまでの濁りとかコモりが払拭できます♪
気分的・精神的にも効果絶大かも!
アンプからの出音はもちろん、生音や弾き心地、ボディの振動すらも良い方向へ転がったのでは⁉︎錯覚しそうになる程、蘇ります、息を吹き返します、復活します!
勉強にもなるし、愛着も湧くし、もしかしたら新しいギターへの興味も少しは薄れるかもしれませんよ(笑)
真摯に向き合えば、それなりに応えてくれるのが嬉しいですね(^^)
それでは〜(・ω・)ノ